トレーナーへの道
「トレーナーになるにはどうしたらいいのですか?」という質問が受けることがあります。これはトレーナーと呼ばれる職業がスポーツ界で認知されてきている表れかもしれません。現在日本では日本体育協会のアスレティック・トレーナー認定がありますが、現場のニーズにより様々な職域・資格の方達がスポーツの現場で活躍しています。。そこで「トレーナーになるにはどの道を進むのがベストなのか?」と疑問を持たれるかと思いますが、まずは自分自身がどういった活動をしたいのかを明白にするところからスタートしましょう。
トレーナーの業務は大きく分けて三つあります。
1.ケガの予防
2.ケガの治療
3.ケガのリハビリテーション
これらの三つはそれぞれかかわりを持っておりひとり立ちしているわけではありません。アスレティック・リハビリテーションは選手が競技復帰できるまでのことを指し、コンディショニングと同じ指導が行われます。また治療を行いながらリハビリテーションをし、患部以外のトレーニングメニューを組んだりもします。よって、なにを中心に活動するにしてもこれらはいずれも把握しておかなくてはならないのです。
柔道整復師になるには
・将来開業したい
・外傷の多いコンタクト・スポーツにかかわりたい
◎フィールド上での処置が可能です
NATAのプログラムへ
・アメリカに興味がある
・トレーナーの資格をとりたい
・ケガの応急処置,物理療法,リハビリテーションまでの広い知識を大学で学びたい
理学療法の専門学校へ
・リハビリテーションを中心に行いたい
・病院内で医療チームとして活動したい
NSCAの資格取得へ
・コンディショニング・トレーナーの資格を取得したい
・トレーニング指導を中心に行いたい
メジャー・トレーナーズの求める人材像 資質、能力に関して
トレーナー・サービスのハード、ソフト共に変化してきていることもあり、柔軟な頭が必要で、かつ各種分業が進んでいるために専門性とともに協調性も求められます。
若いスタッフには目の前の仕事をこなす実行力を求めています。
まず会社の色に染まること。
これが若者には理解が難しいところで矛盾して聞こえるかもしれません。
自分の色を創るにはまず周りの色を知り、配色を考えたうえで新しい色を目指してください。
調和のとれていない色が並んでいても綺麗に見えないのです。
おそらく向いていない人
- トレーナーになればすぐプロにつけると思っている人
資格とともに経験がモノをいいます。資格取得はゴールではなく、スタートラインです。
- 自由時間がたくさん欲しい人
トレーナーの仕事は体力と時間の勝負です。
- 忍耐力のない人
選手に当たられることもしばしば。いつでも冷静に…
- 社交的でない人
トレーナーは選手を相手にするだけではなく、監督,コーチ,医師たちとのパイプ役になります。
「ひと見知り」などといっていては仕事になりません。
- 年齢が高い人
トレーナーになるには時間がかかり、多くは低賃金からのスタートです。
最初から安定した生活を求めるのであれば向いていません。