■ 2017年 JBATSのMLBインターンシップ 05/25/2017 update
2017年度インターンシップを終えて おかげさまで無事に今年度のJBATS MLB アスレティックトレーナー インターンシップを終了する事ができました。
勇気を持って参加して頂いた皆様、本当にお疲れ様でした。これでJBATSインターンシップの歴史に名前が刻まれ、活躍が語り継がれることは間違いありません。
たかが10日間、されどとてつもなく大きな10日間。 「”経験”は教えられない」と言いますが、メジャーリーグでのこの経験はかけがえのない凝縮された時間を過ごしたことでしょう。 嬉しい事に今回の中から2人、マイナーでのサマーインターンが既に決まりました。 PBATSでも全米に広く募集をしておりますが、このJBATSインターン達の集中力と勤勉さは各チームの知るところ。 情報だけの応募よりとても強力な照会ポイントとなっているそうです。
今回のアリゾナでは各チームのスケジュールにナイトゲームや休日があり、定時の行動が少ない感じがしましたが、早朝からマイナーで活動し、午後から深夜までメジャーのナイターに合わせるなど時間を無駄にする事無く活動し、PBATSセミナーでも最後まで学び続けていました。
この数年受け入れ希望を頂いていたフロリダのタンパベイ・レイズへの派遣も初めて挑戦してみましたが、トレーナー陣全体が快く受け入れて下さり、またインターンの2人もその期待に応えて最後までやり切ってくれました。 フロリダでもJBATSインターンの頑張る姿は知られている様でした。
1995年から始まり今年で23年目、119人目を数えました。
JBATS活動主宰の川島英夫とシアトル・マリナーズのヘッドアスレティックトレーナーのリック・グリフィン氏とで始めた実験的プログラムでしたが、いつの間にか他に類を見ない程の長寿インターンシップとなりました。NATAの中でもこれほど継続している国際的なプログラムは無いそうです。
例えばWBC日本チームのヘッドトレーナーは第1回目の参加者です。彼は日本で鍼灸マッサージを取得し、アメリカでATCプログラム在学中に参加しました。国際大会に対応できるバランス感覚を持つトレーナーとしてチームを支えています。これもインターンシップで得た野球におけるアスレティックトレーナーの職域、立場を良く理解しているからこそでしょう。 彼を始め、創始者達の思いを継ぎながら活躍されているインターンシップ経験者達を様々なシーンでお名前を見かけます。 参加者のの努力と熱意は各チームに十分伝わり、MLBの受け入れチームからも感謝の言葉を頂けることも多く、これがインターンシップ継続のキーポイントとなっています。
次世代のトレーナーの為のJBATS活動に対しご協力、ご賛同頂いております皆様にはこの場を借りて感謝申し上げます。
今後に向けての皆様からのご意見、ご協力はいつでも大歓迎ですのでご連絡お待ちいたしております。
JBATS事務局
■ 2014年 JBATSのMLBインターンシップ 03/28/2014 update
おかげさまで2014年度のJBATSのMLBインターンシップが無事に終わりました。参加者の皆さま、本当にお疲れ様でした。
今回の参加者はアメリカにてATCを目指すべく留学中の4人に絞られました。女性ひとり男性3人がカリフォルニア、ネバダ、ユタ、コロラドから集まり、集合日その日から初めて会ったとは思えない勢いで結束しました。
そのエネルギー感と積極的な姿勢が影響したのか、いつもは慎重なパドレス側のスタッフが初日からインターンへの技術指導に時間を割いてくれていました。インターン期間である1週間は通常は短いと感じるのですが、今回は初日から相当濃い活動となり、頭も身体も精一杯であったと思います。 夕食後も部屋に集まってその日に得た内容や技術を練習したりと寝る間を惜しんでチームの一員になる努力を続けていたようです。おかげで学校の課題になかなか時間が割けず、割けば体力が奪われて倒れそうになりと、、、次回参加される方はぜひ宿題が無いようプログラム・ディレクターへお願いしてくださいませ。
それにしても、私たちはこの2週間だけですがチームトレーナーはこれを2ヶ月続けているのですからその熱意と体力には恐れ入ります。ビッグリーグで生き残るにはその二つと常に学び続ける姿勢が必要なのです。その上でヘッド・アスレティックトレーナーは責任者としてのストレスを常に抱えています。フェアウェル・ディナーでは、それを知ることで少しは彼らの労いになれたのではと思っています。
事務局スタッフがスーパーバイザーとして現場に来るようになって今回で5年目ですが、ひとつ気づいたことがあります。パドレスのキャンプでは、バド・ブラック監督がインターンへの任務を告げて公式にチームの一員になる儀式が恒例となっています。そのことをインターンたちは噂には聞いていたはずですが、改めてチームのプレーヤー、スタッフ全員を前にするとがぜん緊張度が上がります! その際、チームの伝説に残るトレバー・ホフマン臨時コーチが「俺、トレバー、トレバー、ほんとに覚えてね俺トレバーだから!」と頭を下げるのに対して インターンの二人は「えーっと誰でしたっけ?」と真剣ながらもボケているのです。 こういったやりとりに、事務局スタッフはこのインターンシップが続いているツボを見た気がしました。
野球ファンであれば知らぬ人はいないような人物でも、変わらぬ対応。トレーナーは対象者を「名前」で診るのではなく「身体」で「人」を診ている。エントリーレベルのトレーナーこそ素のままを表現できるので、スター選手でさえ謙虚な気持ちを思い出させるのではないしょうか。参加者の皆さまが純粋さを保ち続けてくれる限り、このプログラムはこれからも末長く春の風物詩として継続されることでしょう。
JBATSのインターンシップは1995年から始まって20年目となり、来年には 100人目の参加者を数えることになります。PBATSは今年はヨーロッパからのインターンをアリゾナで受け入れるなど、国内の次世代だけでなく、競技、国境を超えてメジャー・リーグで培われた技術・経験・システムを少しでも伝えようとチャレンジしています。 多忙な業務のなかでこのプログラムを受け入れてくださるPBATS、各チームの皆さま、2003から2008年まで運営を支えていただいた株式会社キネシオ様、今年より活動へのご協賛をいただいている株式会社THINK様、なにより勇気と情熱を持って参加されたインターンの皆さまへ感謝申し上げます。
JBATS事務局
■ 2012 JBATSインターンが決定しました 02/05/2012 update
JBATS事務局
■ 東北復興支援活動のご報告 06/07/2011 update
■ PBATSより義援金のご協力をいただきました 04/02/2011 update
JBATS事務局
■ お知らせ 02/13/2011 update
■ 2011アリゾナ研修者決定 02/08/2011 update
■ アリゾナ研修者決定 02/26/10 update