記念すべき第1回ベースボールトレーナーズセミナーは、
トレーナー界の質、地位の向上を目指す熱い思いをもつ人々によって盛大に開催されました。
すでに社会的にトレーナーの地位を高めることに成功したアメリカのシステムを見習うため、
現役大リーグのトレーナーを講師に招きました。
世界一の野球リーグで活躍するトレーナー直々の講義に、参加者は熱心に耳を傾けていました。
[12月4日講義内容] ◆増島 篤氏 (スポーツドクター) 『野球選手のケガの実態とトレーナーとの連携について』 A.野球選手の外傷と障害 −東芝病院スポーツ整形外科における症例− a.野球選手の外傷にて b.野球選手の障害について B.野球選手に対するスポーツ整形外科メディカルチェック a.メディカルチェックの手順について b.メディカルチェックの問題点について C.社会人野球チームの年間を通じた外傷・障害の管理 a.特にトレーナーとの連携について ◆覚張 秀樹氏 (日本スポーツPNF協会理事) 『PNFの理論と実践』 A.PNFとは B.スポーツPNFとは:スポーツPNFの2側面 a.治療的側面 b.トレーニングへの応用 C.スポーツPNFを野球に活用する場合の基礎的注意事項 a.Manual Contact (MC) について b.継時誘導について c.運動を全身でとらえることの重要性 D.野球におけるPNFの活用(実践例から) a.投球動作に関して b.バッティング動作に関して E.トレーニングアイデアとしてのスポーツPNFの活用 a.原子姿勢反射を活用したフリーウエイトトレーニング b.ルード法とスポーツPNFの組み合わせによるパフォーマンスの向上 F.水中PNFについて a.コンディショニングに有効な水中PNF G.スポーツPNFを野球に応用するためには ◆Charlie Strasser氏(Trainer of Los Angeles Dodgers) 『米大リーグのトレーナーの実態と活動内容Part.1』 A.Professional Baseball Athletic Trainers as a Society. a.What's in a name: トレーナーとは何か b.Objectives:彼らのゴールとは c.Membership どのようにしたらメンバーになれるか。また、どのようなクラスに分けられるのか。 d.Code of ethics: 倫理上のコード、トレーナーのルールでおこなって良いこと、悪いこと。 e.Responsibilities: トレーナーの責任の範囲 B.現場サイドから a. Away及びHomeでの動きの違いについて b.責任及び役割について * トレーナーと選手 * トレーナーとコーチ * トレーナーとドクター * トレーナーとその他の関係者 [12月5日講義内容] ◆手塚 一志氏 (コンディショニングコーチ) 『アスレチックトレーニングの概況と予防医学の見地に立って』−選手の肩は「消耗品」 ではなかった− A.従来の投球動作のバイオメカニクス a.トライセプスの誤解 b.二重振り子理論とは c.働き過ぎの棘下筋 B.仮説、「新運動原理」 a.コッキング・フェイズ b.アクセレレーション c.フォロースルー・フェイズ ◆渡辺 幸彦氏(大塚製薬 製品部) 『持久運動時のエネルギー補給について』 パーワーアシストエネルゲンの紹介とその利用法について A.果糖 B.クエン酸 C.アルギニン D.ベータカロチン E.ビタミンC ◆Charlie Strasser氏 (Trainer of Los Angeles Dodgers) 『米大リーグのトレーナーの実態と活動内容 Part.2』 −Shoulder and arm exercise and conditioning for the professional baseball players- (プロ野球選手のための肩及び上肢のエクササイズと調整) a.Stretching: ストレッチング b.Strengthening the shoulder muscles: 肩の筋肉の強化 c.Strengthening the trunk muscles: 体幹部の筋肉の強化 d.Strengthening the forearm and elbow: 前腕部と肘の強化 e.Strengthening the wrist: 手首の強化 f.Throwing program for pitchers in season and off season: シーズンとオフシーズンのピッチャーのための投球プログラム ◆福永 富雄氏(広島カープ・チーフトレーナー) 『日本のプロ野球トレーナーの現状と活動内容』 A.トレーナーの経緯 a.歴史的背景 <昭和10年代のトレーナー初期から> * 技術的変化 * 物質的変化 * 解釈の変化 b.現在のトレーナー業務について * 新人選手のメディカルチェック * 高卒、大卒、ノンプロ出身者、それぞれの違い * 栄養補給の注意点 B.野球選手にみられる症例 a.肩、肘 b.その他の部位 C.日本のトレーナーが目指すもの |